[コメント] 晴れて今宵は(1942/米)
全編ブエノスアイレスを舞台とするフレッド・アステアのミュージカル。もう無国籍感甚だしい。そのあたりはRKOのマーク・サンドリッチ作品と同じだ。本作はコロンビア製。現実離れした清潔感溢れるスタジオセットの中で展開するお伽噺なのだ。
お相手役はリタ・ヘイワース。本作の彼女は、輝くばかりの美しさだ。勿論、アステアのダンスが一番の見どころではあるが、ヘイワースの美貌を堪能することも映画の至福。彼女は4人姉妹の次女という設定で、長女は開巻すぐに結婚して退場するのだが、下の妹二人、レスリー・ブルックスとアデル・マーラも出番が多く、共に可憐なルックスなので、実に目の保養になる。一方、コメディパートは名優アドルフ・マンジューと秘書役のガス・シリングが務め、この部分も飽きさせない。水準以上に楽しいミュージカル。
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