[コメント] キートンの結婚狂(1929/米)
MGM移籍第二弾にして、キートンのサイレント最終作品。そう思うと非常に残念で切ない気持ちもある。MGMの環境に羽交い絞めにされた中、この作品に関して言えばキートンの味が出ていて面白い!船上が戦場と化し、抱腹絶倒のアクション!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ヒロイン役を演じたドロシー・セバスチャンの魅力が際立っているので、キートンのギャグも栄えるってもんです。彼女のキートンへの心境の変化が非常に上手く表現されており、ただの「あてつけ結婚」だったのが次第に心が動かされていく…という難しい演技を難なくこなしていたと思う。
シネスケにはキートンが監督としてクレジットされていないようですが、彼も監督を務めています(IMDbより)。ですから、「彼自身の作品」といってもおかしくないですね。ですが、トーキーが主流になりつつある映画界においてサイレントを貫き通そうとしたキートンも、もはやここまでか…という感じが否めません。改めて、過酷な業界なのだな…と思います。
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