観てて「おっ、『王様のレストラン』的なレストラン再建物語になるのか！？」…と期待したが、古風なラブストーリーに着地してしまった。あくまでも、か弱い女の子を演じるアイドル映画なのね。展開の予想がつく、ひねりもない、たわいもない話だけど、ハッピーな気分にさせてくれて印象は悪くないです。ホントーに、現代が舞台のおとぎ話。

我らがサラ・ミシェル・ゲラーちゃんが、若いながらシェフ役で頑張るも、料理下手な設定だけに、ハマってないのよね〜。せっかくのセクシーさを強調するスキがないんだもの。ファッションも、わざとダサくしてるし。だから、サラちゃん映画として、これを最初に観てしまうと、印象に残らないかも。

それにしても、料理を作る「能力」とか、宙に浮いてしまう謎の現象をもっと脚本の中でうまくひねって、活かしてほしかったなあ。