[コメント] ラブ・オブ・ザ・ゲーム(1999/米)
思ったより野球映画だったのがよかった。でももっと野球映画ならよかった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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伝えたいテーマは、「男には、“完全試合達成”という偉業よりより大事なものがあった」ということだろう。
ケビン・コスナーは当然、完全試合の凄さはわかっているはずだ。達成した投手は伝説となり、それだけで一生食いっぱぐれない、というイメージさえある。(要は槙原のイメージだが、私は槙原が好きであることは述べておく)
だからこそ、それを達成した至福の夜に涙を見せることで、男の悲しみを表現したのだろうが・・・萎えたわ〜。
“完全試合達成”の凄さが理解できるのは野球ファン(私)だろうが、プロの野球選手に“完全試合達成より大事なもの”がそうそうあって欲しくないと思うのも野球ファン(私)である。そりゃ人生だけでなく野球人生にだって、完全試合達成より大事なものばかりだろう。しかし、せめて達成当日はそれを噛みしめ酔いしれてくれよ!!と野球ファン(私)のテンションは下がるしかなかった。
それに、“完全試合達成”の凄さを観客が理解していることを前提に話が進んでいるような気もした。あれで伝わったかなぁ?野球ファン以外には「何か凄いことやったらしいけど、何か悲しんでる」ぐらいにしか思われないのではないか。
思ったよりも野球のシーンがしっかりしていたのは良かったが、野球以外のシーンはほんとだるかった。回想シーンなしで、その夜に急に泣いてみるのは・・・無理か。
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