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[コメント] 空の大怪獣 ラドン(1956/日)

本多猪四郎ワークスの中で、ゴジラ並びにガス人間第一号などと並ぶ傑作。場所が九州だったり、記憶を失ってみたり、細かい部分が良くできてると思う。
chokobo

東宝映画のある部分をしっかり支えてきた大御所本多猪四郎の作品には、やはり当時の大映画会社らしさが出てます。

とはいえ所詮怪獣映画。どこがどうという映画ではありません。

しかし晩年彼は黒澤明監督を支え、ある意味で彼の存在を黒澤監督も大きく評価していたんですね。お互いに信頼していた。

黒澤映画が晩年に積極的なCGを用いて制作される過程に、古くからその分野に積極的だった本多監督を頼っていたことは理屈にあっています。

ゴジラガス人間第一号やほかのSF映画を黒澤監督も好きで見ていたんですね。ルーカススピルバーグ、『惑星ソラリス』のタルコフスキーらと親交があったのは偶然ではなく、本多監督からの影響があったことも十分考えられます。

この作品も小作ですが、プテラノドンという恐竜をモチーフにしていて、当時としてはかなり斬新だったと思われます。

(評価:★4)

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