久々にオハコ演技が見れて嬉しいロバート・デュバル。

金策に翻弄されるウィリアム・Ｈ・メイシー。

なぜ、こうもあたり役を作っておきながらこれだけの物しか出来なかったのだろうか？

現実の厳しさを訴えようとしたんだろうけど、なんとなくすっきりしない。きっと、多分勝利を他人任せにしたせいだと思う。痛快さに欠ける分、人間の弱さとエゴに関しては十分に訴えるものはあった。

お金の亡者は、妙に良心的になっちゃたら失敗する…。「人間、慣れない事はしないものだ！」なんて変な教訓が浮かんできたのは、ひねた私だけだろうか？

余談だが、この映画、間違えて日本語吹き替えで借りてしまった。本当に大きな間違えだったのだが、ジョン･トラボルタの声が、当時平行して見ていた『銀河英雄伝説』のヤン中将の声と一緒に聞こえてひじょーーに困った。