[コメント] カイロの紫のバラ(1985/米)
映画の中の人物達が主人公をのんびり待っているところがのどかでいいよね。
シュワルツネッガーが『ラスト・アクションヒーロー』なら、ウッディ・アレンはこれだ。
映画をこよなく愛し、映画に憧れ、映画にのめりこんだ人でないと、このような優しい映画を撮ることはできないだろう。
この夢のようなドラマは、現実のようで現実ではない。これは正に映画そのものだ。
現実ではないものを現実に取り込むこのドラマこそが、過去と未来を繋ぐものだ。
最後に『トップ・ハット』が上映され、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズが画面に映る。
『フェリーニ』がジンジャーとフレッドが全く同じ年に作られているのは偶然だろうか?
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。