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[コメント] アリオン(1986/日)

神話の独自解釈。ビルドゥングスロマン。基本構成は佳いが,詰めの甘さが原作以上に大甘で減点。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 女性作家が好きそうな世界だが,これを男がやると別の味わいも出てくる。中性的な少年(つまりウブな奴)が主人公で,神話世界が舞台ともなれば,安彦良和もつい筆が滑って近親相姦やら同性愛やらが「健全な半ズボン」の陰で跋扈し放題。(こう考えると手塚治虫=石森章太郎ラインなんだなあと思う)

 映画では自分でも意識的にセネカ=女の子説を打ち出して,それが原作ファンの顰蹙を買うという始末。

(評価:★3)

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