[コメント] 制服の処女(1931/独)
この官能的な光と闇の密室劇を、「憧憬」なんて綺麗言で片付けてよいものか、プロシア的権威主義に、社会的・政治的見地からでは無く、唯美的、芸術至上主義的見地からの一撃を浴びせんとした、本作こそが誇り高き変態性欲映画の先駆作かと思うのだが、俺の頭は変なのだろうか。昭和6年製作、日本ではこの前年、谷崎の『卍』が完成している。
(町田)
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