[コメント] キリング・フィールド(1984/英=米)
ハイン・S・ニョールの迫真の演技は、カンボジアでの彼自身の地獄を生き抜いた壮絶な体験があったからこそと思うと複雑な気持ちになる。ポル=ポト派の政策、残忍さ、狂気は、人間というものの恐ろしさと愚かさだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ハイン・S・ニョールはカンボジアの元医者で、映画以上の壮絶悲惨な体験をしてきたという。だから、あれほどの迫真の演技が出来たのでしょう。いや、あれは演技では無かったのではないか・・・そう思わせてしまう程の素晴らしい演技。悲劇にも彼は1996年、ロサンゼルスの自宅前で何者か(ボル・ポト派?)によって射殺されてしまいました。しかし彼の偉大な演技は、これからも人々に感銘を与え続けて行くことでしょう。
ラストの『イマジン』は取ってつけた様でいただけないとは思ったけれど、考えてみれば歌の意味はそのまんまであり、監督は想いを素直に表現しただけなのでしょう。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。