[コメント] 曽根崎心中(1978/日)
「油屋の怪演」と「お初/徳兵衛の棒読み組」は1つの画面に収まっているのが不思議な快感、例えるなら「ゴジラの怪演」と「新山千春/宇崎竜童のそれ」とだぶった。
**ネタバレ注意**
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相変わらずテンポがいい。監督はどうでもいいと思ったところは恐ろしくテンポが早い。継母から金奪い取って油屋にだまされるまで15分。しかし死に際はイヤになるくらいゆっくり時間が進む。興味のないところは1日が1分になり撮りたいところは1分が5分になる。
自分の損得でうごめく人間達。まさに肉食人種…て、日本人か、こいつら。随分はっきりものを申す者たちよの〜継母、すげえ説得力、元々自分の金でもないのに裏の談合でせしめた金をとられたらまあ、半狂乱。すげえ。この神経の太さは見習いたい。
それにしてもお初はすごい、徳兵衛は無理矢理引きずりこまれた感じ。油屋もびびらせてたし。徳兵衛なんか油屋に文句言ってゴミにされてただけだからな。監督ここでも女性の愛に対する執着心を撮ってます。相変わらず力技
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