[コメント] 少年、機関車に乗る(1991/タジキスタン)
タジキスタンの生の現状などを知らなくても人間がいれば、そこに人を魅了する普遍の題材がゴロゴロと転がっているのが万国共通なんだと見て取れる。何気ない人々の表情がセピアに輝いていて、実に美しい憧憬となって見る者を魅了する。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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しかしながら確かに魅了はするのだが、地味にストーリーが普通で、地味にカメラワークに凝っていて、地味に新鮮味があってetc...と「地味に〜」が暫く見終わってチョットしてから頭の中でループ。確かに見ては損はしない映画ではある。「タジキスタンの映画を見たことがある」という称号だけでも立派なものだし、ラストのカメラ移動は『ダーティーハリー』の空撮をフラッシュバックさせていたりと、損は絶対にしない。が、それ以上はあまり求めない方がいい、やや史料的価値に比重を置いている映画だろうと思う。
2003/1/12
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