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[コメント] ヴァージン・スーサイズ(1999/米)

やり場が無い、内へ内へと向かう実体の無い不安定さ。 それは只々虚ろに、只々無へと向かう危うい焦燥感。
あき♪

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







死んでしまう理由、それが理屈では無く雰囲気として伝わってくるがとても良い。

だから見ていると共感と言う感情移入では無く、 どこか遠くを見ている様な感じがして来る。

見ていて、何となく萩尾望都のマンガの「トーマの心臓」や 吉野朔美の「ジュリエット卵」、岩館真理子の「アリスにお願い」 と言った少女漫画が描いていた、 不安定で危うい狂気にも似た焦燥感を感じました。

女性の視点で作った映画だなぁと言う感じがして中々、良かったです。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)ぽんしゅう[*] ハム[*] peacefullife[*]

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