[コメント] ベン・ハー(1959/米)
ガレー船の漕ぎ手、彼らに命令を出し続ける指揮官達とのリズム感。一連のシーンは陰湿かつ泥臭くてよかった。通の人なら戦車レースよりもこちらが見所だ。
ものすごく壮大。美術映画なんだな。
でも終盤に入るとパワーが鈍る。すばらしい映画なのに終わりがとてもあっけらかんとしている。
キリスト教観が邪魔し始める。説明くさくて鬱陶しい。奇跡?やめてくれ。
この辺がハリウッド的というか、アメリカ側の主張のような外連が感じられて鼻につく・・・。
と、アジア人の僕は思いました。
原作より宗教色を削った努力はかうが、まだ不十分。
むしろそれがために、人間愛の映画なのか、宗教色の映画なのか、半端になってしまった感すらある。
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