[コメント] ザ・ハリケーン(1999/米)
反吐が出るほど腐りきったこの世の中。でも希望の光が射し込むことはある。力強い感動の得られる佳作。
裁判が大金を稼ぐゲームと化した現代のアメリカでは、もはや法廷は真実が暴かれる場ではなくなってしまったと聞く。15年前の裁判を描いたこの映画は、いまだに法廷は真実を争うとの幻想を振りまくプロパガンダなのだろうか? それとも「昔は真実が争点になることもあったね」とノスタルジーに浸る映画か? 弁護士(物語の中ではそんなに重要な役割を担ってない)が善人に描かれる所をみると、前者かという気がするが・・・。
と、観終わってから数時間もするとシニカルに戻ってしまう自分がイヤだ。久々に、心を動かす強い力を感じさせる映画でした。ハイ。
85点/100点(2000/11/26記)
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