[コメント] 大怪獣ガメラ(1965/日)
核ミサイルに冷凍爆弾と行き当たりばったりの対応の末「餓死させる」には笑った。ついには、冷戦下、「国境を越えた人間愛」が謳われるわけだが、そこへ至る肝心の対ガメラ戦略の方針転換や俊夫君の心境変化の経緯が端折られて、話の展開に唐突感がつきまとう。
炎に包まれた石油コンビナートを背に咆哮するガメラの姿は脅威を発散しつつも、虚空を見上げ途方にくれているようにも見える。「異物」の孤独感が溢れる名ショットである。
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