[コメント] EUREKA(2000/日)
いまごろ観てスイマセンって感じ。この映画はやはり公開年にみるべき映画でした。「向こう側」「あちら側」という世界観の対比が、もはや主題的に古いものに思われる。しかし、田村正毅のカメラは時代を超えて圧巻です。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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最後にでてくる文字「eureka」。これがなぜか私にとっては興ざめだった。最後にタイトルがでてきただけなのかも知れないが、「eureka」=「私は見出した」と読めてしまったことで、映画のそれまでのクールな感じが変質してしまった。ここまでにいたる映画の過程そのものが、「何かを見出すための旅」にちいさく集約されてしまった。 むしろ、4人があてどなくバスの旅に出発するところで映画が終わっていたら(殺人事件の犯人もあいまいなままで)、もっと記憶に残る映画になっていたかもしれない。
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