[コメント] グラディエーター(2000/米)
なんでオスカーやねん!ってカンジのおおざっぱ男汁映画。
日劇の大スクリーンで見たのが失敗。 席が前の方だったので細かいカット割り、早いアクション・シーンに目がついていけなかった。 力ワザで魅せる映画。ラッセル・クロウもムンムンしてるぞ。 「インサイダー」とはガラリ変わったマッチョぶり。シビレたわ。 ただ、まわりの奴隷野郎がみんな筋肉オトコばっかなので、全盛時のシュワちゃんやスタローンなみにビルドアップしても良かったのでは? また、超人的なトレーニングや必殺技など、劇画チックな「戦いのカリスマ」ぶりも見たかった。 配役は、ホアキン・フェニックスをはじめ絶妙。 「ディアボロス」で悪魔の娘としてヘアヌードまでサービスしてくれたコニー・ニールセンが新皇帝の姉という大役をゲットして今回も美しさ全開。 ドアップが多くて、中世的薄メイクでは、そばかすが見えてつらかったが。
引っかかるのはストーリーの強引さで、これだけの史劇を2時間半ぐらいにまとめるのは至難のワザとはいえ、家族への愛に生きる主人公への感情移入のためにも、親子の会話シーンなど、強い結びつきを象徴するようなエピソードを挟み込んで欲しかった。 新皇帝についても同様で、愛に飢えて歪んだ新皇帝の心の軌跡がひとつも描かれておらず、人間ドラマとしての深みがイマイチだった。
単純な復讐劇なんだから、そんなことはエエやんかって?
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