[コメント] M:I−2(2000/米)
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猛烈なスロー攻めのおかげで呼吸困難に陥りそうだ(笑)。他にもラストの格闘技なんて「え?俺いまM:I−2見てるんだよね?」ってなことを口走りそうになる。それでも興奮できてしまうのはウー監督の手腕であり、全てが計算された意図的な演出のためだろうね。今回は仲間が入れ替わり、前作よりも厚い結束力が最後まで一貫されておりチーム戦という感覚に近いことにも好印象だ。確かにハントは単独でも光るものがあるが、ルーサーやビリーの活躍無しでは今回の成功はあり得なかった訳である。そういう脚本を持ってきてくれたことも評価したいな(それでもトム様!トム様!カッコエエ!な演出が群を抜いていたが笑)
英国訛りの武装集団に萎え萎えになってしまうのは何故か。地味なキャストのせいだ…というよりもキャラクターに厚味が無いことのほうが問題。地味という意味では、ヒロインをあまり名の知れてないサンディ・ニュートンだって同様のことが言えてしまう訳で、実際彼女は可愛さと格好良さを存分に発揮していたと思う。そういう意味で、悪玉のダグレー・スコットには問題があるかと。あまりにも陳腐すぎるキャラクター設定と、全く新鮮でない言動の数々。しかも最後だけはしっかり格闘技を披露。こんなんじゃ駄目だ。
M:I−3は2006年公開予定。監督も当初のジョー・カーナハンからJ・J・エイブラムスにバトンタッチされ多少先行き不安なところがあるが、ちょっと楽しみである。やはり見所は監督の出す「色」に尽きる。
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