[コメント] 鬼火(1963/仏)
一面的な人生観しか持てない主人公の、最後の放言で明らかになるナルチシズムが無惨。取り囲むスノッブ連のなかでも一番馬鹿なのは主治医で、依存症患者を病院から放り出す当時の医療レベルが嘆かわしい。
過激な「自殺総代理店」の作者であるジャック・リゴーを期待して肩すかしもいいとろこだ。この小市民的な常識が支配する小便臭い映画には、ダダイズムのダの字もない。
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