[コメント] クリクリのいた夏(1999/仏)
素敵なすばらしい時間だ。
リトンにはじまり、アメデ、ぺぺ、ターヌ(黒い森の機関士)、みんな表情がすばらしい。カントナはいい顔でデ・ニーロ級の存在感だし、何といってもガリスはカッコいい。そして、セネガル人の黒人がなんだかぼくは好きだ。もちろん、クリクリはかわいいし、街のピエロはかわいい。リトンの息子たちは漫才しているみたいだし、たまらない人々だ。
バラ好きのおばさんの家でワインを飲むシーンや、ルイ・アームストロングのレコードにアメデがノリノリになる黄昏のシーン、黒い森で自由を語り合うシーンなど名シーンも多い。
この映画はこのすばらしい人々の行く末までもを描く。ぼくはここまでやってくれるとスッキリするが、あまりに現実的で恐い、という人もいるのではないかと思った。
それにしても、ほっとする感じながら存在感あふれる主題曲や、五月の唄、ウエスト・エンド・ブルースといった音楽がすばらしい。
それにしてもいい映画だった。こういう映画を見なければいかん。
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