[コメント] ショー・ミー・ラヴ(1998/スウェーデン)
後ろ向きになるほどの後ろをまだ持たず、まして遠い未来なんて想像もつかなかった、十代の「今」があった。扉を開き踏み出すこと、それしかないんだ。アンナ・パキン似とタラ・リード似の主演の二人が、可愛いだけでなく微妙な内面の魅力までリアルに見せてくれる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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またその彼女たちの見せるちょっとした表情・仕草をなんと瑞々しく映しとってくれていることか。田舎町の十代の夜の空気も私がまだかろうじて思い出せるあのにおいとまさに同じ。女の子だったら同年代の男の子が物足りなく感じてしまう時期は誰でもあるにしても、こんな体験はしたはずはないし、こんな友達もいなかったのに、戻れないあの頃への懐かしさまで感じてしまう。
扉を開くラストの爽快感も素晴らしい。そこには前しかなくて、未来が開けていく感じ。時間はたっぷりあるよ。好きなだけココアを飲めばいいよ。濃すぎる時にはミルクをいっぱい入れて、ゆっくり飲めばいいね。
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