[コメント] あおさぎと鶴(1974/露)
感銘を受けた。童話でこそ描かれるべき真理がある。恋は遠目には駆け引きだが、間近ではどうしようもない生理の連鎖なのだった。『寅次郎相合い傘』(75)は本作の影響下にあるだろうか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「なんで断ったのだろう」の連鎖。何で断るんだろうなあ。でも一方、プライドもないと生きてはいけないのだった。花火と帽子と飛び散るビーズ。これほど冷たそうな雨の描写は稀だ。ふたりは草生す宮廷の廃墟に住まっていて、屋根が与えられないのだろう。
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