[コメント] イギリスから来た男(1999/米)
かっこいいの一言。テレンス・スタンプが渋い。映像の見せ方は賛否両論あるとは思うが、映画でしかできない表現というものを見せつけられたような気がする。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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特にテレンス・スタンプが67年に出演していた映画『夜空に星のあるように』を主人公の回想シーンに持ってくるところは秀逸。60〜70年代のスター・ピーター・フォンダを悪役に持ってくるところも渋い。 これはストーリーは二の次にして映像を第一に持ってきた“20世紀のプロモーション・フィルム”のような気がする。 同監督の映像気合い入りまくり作品『カフカ』も同じ脚本家だし、映像にこだわりたかったのかもしれない。 何か激しさを求める人にはオススメしないが、渋くてかっこよくて奇をてらっていないのにスタイリッシュなものを求める人には良いかもしれない。 言葉のやりとりは翻訳家の人が頑張っていたけど、やはりイギリス英語とアメリカ英語のニュアンスの違いから来る匂いのようなものは、原住民達でないとわからないのだろう。そういう意味では日本では流行らなくとも不思議はない。
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