愛と命を語る映画の場合「感動させよう」っていう作為的な雰囲気が少しでも感じられると、テーマがテーマなだけに冷めてしまうことが多い。残念ながら今作もそのパターンです。「素敵な恋」を描こうとする余り、命の問題への切り込み方が甘くなってしまった感があります。うっとりさせようという狙いで扱うには、僕にはテーマが重すぎました。

ただ全体の甘ったるい雰囲気は嫌いじゃない。ウィノナ・ライダーがクリスマスツリーを見てキャーキャー言ってるところも凄く可愛かったしね。