[コメント] タイム・マシン 80万年後の世界へ(1960/米)
未来に行って、環境が変わっても、人それ自体はあまり変わらないのだと想像を掻き立てる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「人の歴史は戦争の歴史」、と見せながらタイムスリップして着いた未来は、無為に人々が生きている未来。
歴史を語るモノは、トーキングリング(コレとってもスキ、個人的に何だか良いよ、この円運動が)
そして、平安を取り戻した時に、女性は主人公相手にヘアスタイルを気にするし、 相手の男の事も気にする。
この辺、時代は変わって、環境も変わっても、人それ自体の本質は変わらないと言う感じがして好きです。
そしてラスト、 自分なりに文明を開花させて行こうとする主人公がその基礎に選んだのは人の叡智の証である3冊の本、この先主人公が作る未来がどう言うモノなのかと想像させ、楽しい余韻を残す。 (何だろうこの3冊の本?、1冊は聖書の気がするけど)
親友にも主人公が行ってしまった未来でその現在に居ながら、主人公なりの未来を作れたのだと予感させている感じもある。
今年公開のタイムマシンを見てからコッチを見た、もちろんコッチのがスキ。 何であんな作品になってしまったのだろう?
まあ、まともにSFやるよりもラブロマンスくっつけた方が食いつきが良いだろうし、ツマラン小理屈並べて何で未来はこうなったか?、何て言った方が纏まっている様な感じがするからなのだろうけどさ。
ふと、「少女誌でSFは受けない」なんて事が何かのマンガの後書きに書いてあった事を思い出した。
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