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[コメント] グリーン・デスティニー(2000/米=中国)

否定はしない。しかし残念に思う。
死ぬまでシネマ

武道をやる人間であれば皆思っていると思うのだが、実戦は型の様には行かない。かなり汚くなる。しかし鍛え抜かれた技は必ず美しいものだ。だから、相手の攻撃を美しく捌き、美しく反撃を極める。これもまた武道の求める目標である、と。

結論を言えば「これだけ美しく魅せられるのなら、もっと本当に美しいものを視たかった」という事だ。ワイヤーアクションという舞踏がある事は理解している。これは京劇や剣劇と同じなのだ。マツケンや杉さまがスルリスルリと舞い乍ら悪の手下どもを斬って行くのと同じ(否、完成度は凄いと思うが)なのだ。

ただ、俺は舞の美ならもっと美しいやり方があると思うし、これだけの表現力があるなら、もっと美しい闘いを視たかった、それだけの力がこのスタッフにはあるだろうになぁ、という事なのだ。

厭なら視るなよ、とか言わないでね。プロレス視乍ら「こいつセメントでも強いんだろ〜な〜」と言っていると考えて下さい。

(評価:★3)

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