[コメント] グリーン・デスティニー(2000/米=中国)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
もう最初からお手上げ状態でした。
例え回想シーンでもいいから、師匠が殺された経緯、ユンファとミシェル・ヨーの婚約者とユンファとの絡み、チャン・チーが何故武侠の教えを乞うたのか・・・話だけで淡々と進行するもんだから、観ているこっちは誰にも肩入れなんか出来やしない!それらがあればもうちょっと絡み方が面白くなるのに・・・。
ワイヤーアクションが浮き過ぎ(←この“浮き過ぎ”とは、ストーリーに合っていないという“浮き過ぎ”)で、瓦屋根の上を飛ぶ所とかプカプカしててスピード感が全くありゃしない!!!!ワイヤーでの浮遊感と演者の動きの重さが最高に気持ち悪い。「あんなに飛べる訳ないじゃないか」じゃなくて、「あんなに飛べるのに、何故地上での動きがこんなにも重いのだ!」と言うところ。香港映画のアクションは、スピード感が足りないからと、少しコマを早めていたりするのに!(←それに慣れてしまった私がいけないのかもしれないが・・)それゆえに私の中には浮遊感は全く生まれなかった。(夢の中で、走りたいのに走れないモドカシさに似ているかな?)
竹林のシーンは確かに美しい。しかしながら“ワイヤーばればれ”で、吊っている機械が私には見え隠れ。
「そんな事言って、お前はあそこまで動けるのかよ!」と言われようがなんだろうが、そこは映画のなせる技。仕上がりに全く満足出来ない!全て映さなくてもいいものを、全部をさらけ出している所がまたイヤ!!
本来ならば★1なんだけど、盗賊の兄ちゃんと姫の櫛のエピソードは素敵だったので★2!!
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。