今さらこの映画のコメント書くのは辛い物があるなー、コメント数300越えてるし全部読まねばならんのかと思うとそれだけで目の前がクラクラする。誰が何かいてたかすらもう良く覚えてないしな。だから、コメント内容がダブること覚悟の上で書きますが･･･

この映画に描かれる愛はひどく独善的で一方的であり、子供の身になって考えてみれば到底そんな愛は受け入れがたいものであると感じた（最も愛なんてものは独り善がりなものかもしれませんが）。大体遺伝することを分かっていながら、子供を産んだ動機が「この手に子供を抱きたいから」って余りに自分勝手すぎじゃありませんか。子供の幸せを願う気持ちは良しとしても、結局は「私の思うあなたの幸せ」を押し付けてるだけ。母親が死刑になってまで自分の手術を望む子供がこの世の何処に居るというのか？居たとしたらきっとそいつは悪魔だ。ワガママなヒロイズムを気取った主人公が障害者の傘を被るとここまで感動大作になるものかと思うとぞっとしない。

ただ、言い訳じゃないですがビョークが歌って踊るのは良かったです（「It's Oh So Quiet」のプロモは俺も大好き）。それと、ビョークもいつの間にか年取ったな〜って感じた。これは採点と関係ないですけど。