[コメント] アンジェラの灰(1999/米=アイルランド)
生と死、そして水。
人の半生を振り返る作品はよくあるのだけれども、 時として、説教臭くなったり、まとまりを欠いたり って場合が多いと思う。ことに小説の映画化は、 難しい。
でも、この映画、見事にこの落とし穴を回避している。 一貫して、多様な水のイメージが作品全体を 覆っている。このイメージが、雑多なエピソードに 深い意味を賦与しているように思う。
生における水、死における水。 水の在り方だけでも、ひとのこころはかき乱される。 そんなことをおもった。
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