コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 13デイズ(2000/米)

歴史だけに知っている先行きなのだが、それでもこのハラハラ感。それはリアルな現実歴史映画だからなのだろうか、それとも監督のうまさなのだろうか。
TAKAどぅ〜

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 どれもこれも緊張感が続く映画でした。  ケネディの焦り、その他もろもろの幹部たちの焦り。  はたまた考え方の違いなど、ぶち当たる問題は山積み。

 この映画ではフルシチョフが出てこなかったのが尚更良かった。  見えないもの、未知なるもの、考え方の全く違う国。  これらのまさに分からないものへの恐怖が、アメリカ政府だけでなく、映画を見ている人間にまで波及する。

 とりわけ私が好きだったシーンはトルコ核ミサイル撤去が出てきたぐらいから。  このあたりが政治の微妙な駆け引きが出てくるシーン。  また弟ケネディが交渉に行くシーンも好き。  この駆け引きは格好良い。  ただ気になったのがソ連大使は堂々としているのに対し、弟ケネディは妙に焦っているところ。  普通の外交だったら、足元見られてもおかしくない。  もうちょいシャキっとしてほしかったかな。

 最後にアメリカのCIAや国防省、各種軍隊のこのような抵抗があるのだから、小泉さんの構造改革は尚更大変なのだろうなと思う。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。