[コメント] タイタス(1999/米)
真面目にできるんなら、自分を試してみるにはふさわしい映画。
「倫理観が完全にいかれてしまう。」っていう洗脳を受けるような感じ。 けしてそんなのは許されないけれど一瞬そんなのに染まるのも悪くないかと考えてしまう、恐ろしく力強い。まさしく見ているほうもやってる方もお互いにどうにかなってしまいそうな映画。
おかしいんだか、いけてるんだかの衣装と美術設定。斬新なんだか、独りよがりなんだか、間抜けなんだかの演出と発想。ソレは良いけど完璧を目指すのならあの何の偏屈のない映像をどうにかしてくれって感じ。
結局、悪いところはいくらでも挙げられる。自分にはイマイチその逆が出来ないでいる。評価は高いくせにうまい言葉が出ないのだ、まったくおかしな話。
これを書いたシェイクスピアは恐ろしいがやはり素晴らしい。しかしそれ以上にこちらの感覚をおかしくし、気分を害してくれるジュリー・テイモアはすごいと思う。 認めたくはないけど自分はこういう世界観を完全に否定できない、そう、嫌悪しながらもどこか好きなのだろう。
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