[コメント] ペイ・フォワード 可能の王国(2000/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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善と偽善の線引きなんか出来ないけど、この作品が善意で作られたものでないことだけは確か。 *以下、激しい怒りとうざったい愚痴が続きます。好きな人は見ないことをオススメします*
先送り、別に否定はせん。同時にそれがいかに難しいかも知っている。そんな根本的かつデリケートなテーマを使っといて、まさかこの程度の浅はかな話とは。この程度のはったりで俺が感動するとでも思ってんのか?製作者になめられた気分だ。 「世の中クソだけど、先送りすれば」って言うけど、そんなにクソだと思ってる人ばかりじゃないし、クソクソ言うならそもそもそんな先送りなんて現象が続くわけないだろう。教師に限らず、子供までが 「世の中困った人ばかりだけど、僕が頑張ればみんな僕のように親切になれるかもしれない」 って風だ。デキタ人間がクソみたいな人間に向かって教えてあげるって感じ。何様だ。こんな映画に言われんでも、善意についてなんて、いつだって考えてんだよ。自分ら以外はみんな善意なんて真剣に考えたこともないだろうって、勝手に決め付けて見下してやがる。そのくせ商売までしようってんだから、いい度胸だ。
そもそもあの子供は何なんだ?障害者に女紹介して、未亡人には男紹介して、それで自分にとっても都合が良いしって、なんて生意気なガキだ。
そしてラスト。殺さなければ回収できないんならはじめから語るなよ。それをテレビで報道されて奇跡がって・・、過程が大事なんじゃなかったのか?自分で言った事自分で否定してどうする。散々客に「善意とは?」を真剣に考えることを要求したくせに、作った奴の答えが「人が死ねば人は同情する」なのか? ふざけるな。
作った奴に言いたい。「お前らが考えてるほど俺は馬鹿じゃない」
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