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[コメント] ミステリー・メン(1999/米)

相当な予算をかけて一大お馬鹿スペクタクルに挑んだ…と思われる。プロットは単純明快なのに、一癖も二癖もある登場人物がそこらのヒーロー映画と違う雰囲気を味あわせてくれた。でも続編は無いな…笑(予算に対して興行収入がな…
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
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結果的にはコケちゃってる映画。豪華キャスト陣を要しながらも、興行収入はパッとしなかった。ただ、初登場6位とコケてるのに3000万ドルを達成しちゃってるのは、それこそミステリーだが(しかし制作費6800万ドルには遠く及ばず)。勿論日本未公開で、ビデオ屋でもあまりお目にかかることの少ない本作品…。そんな感じ。

一人じゃ勝てないが狼のようにチームを組んで悪の組織へ立ち向かう!

それまでの話のくだりが面白い。普段は普通の一般市民が実はヒーローとして活躍するという内容は、そこらでお目にすることができるが、この映画は少し違う。

そう、「勝手にヒーローだと自覚しちゃってる!!!」のだ。これはスゴイ。

彼らの知名度は低く、ヒーローだと認めるのは仲間たちと自分のみ。奇抜な能力を携えていても、活用法が掴めない。…スフィンクスが仲間に加わるまで(笑

「なんて哀れな奴らなんだ!」

つまり、自分に足りない部分を仲間が補い、また、仲間に足りない部分があるようならば、自らが補ってあげるのだ。この「Theチーム論」には感銘を受けてしまった(笑)。いや、当たり前のこのなのだけども、なかなか気付く機会が無いもんだもの。

2時間映画なので中盤で多少ダレてくるが、ラストでは盛り返してくれた。当然のようにCGを振舞ってくれるのも気に入ったゾ俺は。ベン・スティラー演じるロイの空手(『ミート・ザ・ペアレンツ』でも拝める)や、ウィリアム・H・メイシー演じるシャベラーの殺陣(?)、ハンク・アザリア演じるブルー王子のフォークダーツあなど、馬鹿要素てんこ盛り。参りました。

ただ、キャプテンアメージングに関して言えば、ただただ無念…。こいつは悪知恵が働いただけで、極めてあくどいコトはしていないと思うけど…。なぜ殺すかな?♪笑

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)カフカのすあま[*]

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