[コメント] キャラバン(1999/英=スイス=仏=ネパール)
過酷な環境の中、生きることはすなわち悟りへの道なのか。鳥葬の真実を知って衝撃を受けた。
長老が周りを困らせる頑固ジジイだったけど、口先だけじゃなくて行動力と勇気があったし、カルマも強く賢くて、男っぷりが良かった。チベット族の文化や習俗も興味深かった。鳥葬の「真実」を知って衝撃的だったし…。 何日も何日も、道無き道を、自ら道を作りながら進み、時には吹雪にさらされ、時には命さえ失うことさえある、彼らに課せられた過酷な定め。そうしてなければ、冬の間の食料さえ枯渇してしまうほど、彼らの住む世界は厳しいのだ。どうして彼らはこんなにも自然条件の悪い地域に住むのだろう?「困難な道を行け」という言葉の通り、彼らの生き方は、そのまま悟りへの修行のように、自然と共に生き、そして死ぬ。過剰な商品や情報にさらされて自分を見失っている都会人よりも、彼らこそ安らかに暮らしているのかもしれない。
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