[コメント] 下宿人(1926/英)
ヒッチコックスタイルの原点がここにある。作家史的価値に包まれたSO-SOサスペンス
ヒッチコックスタイルを決定的なものとした監督第3作目である。 よく語られるブロンドを際立たせる照明テクニックや、陰影の濃い画面処理など、後のヒッチコックスタイルに通ずるテクニックの数々が見えて上々である。 ヒッチコック映画特有の、不意をついた人物に語らせる恐怖描写というものが、本作ですでに完全な仕込まれ状態で成立している。裏をかくことばかり考えていたであろうヒッチコックの旺盛な演出意欲が垣間見えて初々しい作品であった。
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