[コメント] 戦場にかける橋(1957/英=米)
アレック・ギネスの存在感。この映画を語る時、この映画の抽象的な部分に触れることはないでしょうね。見事なスペクタクルでしたね。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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結果としてどうってことない映画だし、日本人魂を迎合するイギリス人の逡巡を描いている話なのだが、戦争が無益なことであるという大きなテーマがラストのドッカーンに連動しているように思う。
デビッド・リーンがいったい何を言いたかったかは不明。
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久々にこの映画を見て思ったことは『戦場のメリークリスマス』が重なることですね。アレック・ギネスと早川雪舟の関係がデビッド・ボウイと坂本龍一にかぶりました。
大島渚監督が、この系譜を経て、早川雪舟を映画化しようとした痕跡がありますが、この映画を見て良く理解できました。
デビッド・リーンの感覚は『アラビアのロレンス』でも垣間見えますが、少しホモセクシュアルな感覚を見せています。『ブロークバック・マウンテン』的な見せる愛情ではなくて、もっと奥深いもの。それが映画の中にぷんぷん匂いを放ちます。
この映画はいかにも戦争中のことを描いているように見せますが、実は男性同士の愛情について見えない糸のようなものを感じさせる奥ゆかしさがあるように思えます。
2009/03/13
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