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[コメント] 夕陽のガンマン(1965/伊=スペイン)

オープニングから粋な映画だ。(05・8・22)
山本美容室

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







  大佐リー・バン・クリーフが良いなぁ。最初に片付けた男は手配書と全く似てなかったね。目の窪んだ気持ち悪い男だったな。次の手配書を貰う時「そいつはモンコが狙っている」という台詞があるんやけど「モとマの中間ややマ寄り」というラインで「マンコ」言うとるね。字幕は「モンコ」になってたけどね。クリント・イーストウッドの役名が「名無し」で良かった。

 大佐と名無しが協力する事になる。大佐がインディオ ジャン・マリア・ボロンテの手下のサスペンダーでマッチに火を点ける場面が忘れられない。手下の金髪男がワルそうな顔でね。手下の中で一番どう猛な顔してるね。インディオがいつも持ってる時計あるでしょう。あの蓋を開けた時の音楽も良いなぁ。哀しいメロディーだ。エンニオ・モリコーネはスゴイ人だ。あの時計を奪った女の辛い記憶がインディオを苦しめてるんだね。

 ラストで人間を金で勘定するイーストウッド。「22,000…バキューン!…これで27,000」最後に大佐が「金は全部お前にやる」と言って去っていく。これは世代交代という事なのだろうか?イーストウッドも“THE OLD MAN"と言っていたし淋しいラストシーンだったな。

(評価:★5)

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