[コメント] 夕陽のガンマン(1965/伊=スペイン)
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ちょっと渋めのガンアクションを見てみたくなり、ついでに未開拓のジャンル、西部劇をレンタル。ついでなのでマカロニ(スパゲッティ)ウェスタンを借りてみる。イーストウッドの過去作くらい見ておかないと、と思って。
って、ヤバイ!とんでもねぇぞ、この映画。ちょっと尺が長すぎて、中盤展開が多少だれてくる感じも否めないが、それでも主役の二人がカッコ良すぎる。リー・バン・クリーフのあの視線。冒頭の汽車のシーンでのあの視線。あそこから俺は映画に引き込まれっぱなし。
そしてイーストウッド。やっぱりイーストウッド。こいつらカッコよすぎるぜ。タランティーノがほれ込む理由が良く分る。トンでも無い映画だ、スパゲッティウェスタン。カッコ良い。
元々ウェスタンはあまり見た事無かった(『クイック&デッド』とか『ラストマン・スタンディング』みたいなちょっと亜流(?)なのぐらい)ので、比較対照が無いのだが、現代のどのアクション映画でも中々追いつけないレベルに達しているガンアクション。
目線と、銃を抜く直前の対峙。それがあるだけで、発砲シーンの何倍も画面が興奮に染まる。
特にクライマックス。あの音楽と共にイーストウッドが現れるシーンは思わず叫んでしまう。
イーストウッドとリー・バン・クリーフとの微妙な駆け引きと、微かな友情、そして二人が最初に出会ったときの一触即発の雰囲気。全てがすげぇ、この映画。
尺を除いては・・・。長すぎる。中盤話の展開が少々もたつく感がある。おまけにラストのリー・バン・クリーフと悪党の親玉との関係もなんだかこじ付けに思える(でも、これがあるからあのラストに残る余韻が生まれるんだろうけど)。
一時間40分か、長くて50分くらいにして欲しかった。
所で、殆どの所でイーストウッドの役柄が「名無し」になってて、「Monco」じゃないんだけど、俺はこの名前を聞いた時一人で「ま、まさかぁ!?」と笑ってしまいました。
だって、あの保安官の発音・・・「ひずねーむいず・・・ま○こ」って、ぉぃ!!そりゃないぜ(←単なるエロ野郎)
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