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[コメント] 荒野の七人(1960/米)

色々評価されるけどエルマー・バーンスタインの音楽にのってこのメンバーが顔をそろえれば、それなりの映画ということにしましょうよ。ところでユル・ブリンナーが帽子を取らないのは何か理由があるのでしょうか?
chokobo

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







やはりこのメロディが流れてくれば、映画小僧としてはたまらない興奮につつまれますよね。極めて単純化された七人の構成も、原作とは違った楽しさにあふれていると思います。

ユル・ブリンナーを中心とするほかのガンマン達は、決して情緒的でなく淡々とした関係として描かれています。原作ではリーダーが命令して、若い侍を育てたりしますが、やはりアメリカですね、個性第一。知恵は出すけど「お前らプロなんだから勝手にやれ!」というスタイルもそれなりに理解できます。

七人の侍』を見た後にこれを見ると粗が目立ちますが、子供の頃見た感覚としては、とにかく大スターの競演ということで、興奮したことを思い出します。

これはこれで良いと思います。

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昨日BSで放映されていたので、久々に拝見しました。

ちなみに『七人の侍』が上映されたのが1954年。この映画が1960年ですので、その間わずか6年。『七人に侍』の衝撃ぶりが伝わりますね。

一つだけ気づいたシーンがあるんですが、まずユル・ブリンナーは、この映画でずっと帽子をかぶっているものと思っていましたが、途中一瞬ハゲをオープンにしていましたね。光ってました。

当時はまだスティーブ・マックイーンチャールズ・ブロンソンも有名になる前だったということですが、今こうやって見返すと、やはりスター性があるなぁと感心しました。

原作と意図することがズレてしまった感じはありますが、これだけのスターが並ぶ映画はやはり迫力が違いますね。

スティーブ・マックイーンのいいいとこどり的な感じも気になります。本来なら、彼は三船敏郎の役を演じなければなりません。しかし、原作で言えば農民と侍の中間を演じるとても重要な役回りですが、スティーブ・マックイーンは、菊千代のカッコイイ部分だけを演じて、道化役の部分は全部ホルスト・ブッフホルツに投げてしまいました。これ残念ですね。

2009/04/03

(評価:★3)

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