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[コメント] リトル・ダンサー(2000/英)

親ってウザいけどやっぱりありがたい存在なんだな、くやしいけど。
jollyjoker

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まっすぐな「父と子」の物語である。

いつの時代も、どの国でも、親って鬱陶しくて思い通りにはさせてくれない。そして、自分が大人になって初めてその時の親の気持ちがわかるのが、くやしい。

ビリーの周りには独特の友達や大人がいた。というより、その独特さを普通のこととしてとらえることができるビリーの感受性が素晴らしい。母さんが登場しないからこそ、ビリーの感受性が強調されたのかもしれない。裕福でなくても、お互いを気にかけ、大切な存在であることがわかっていれば、自信と安心感で満たされる。ステージのビリーののびのびとした跳躍がそれを表現していたと思う。小さくても自分の好きな道をはっきり見据えて進めたビリーがうらやましい。子どもの才能をどこまで伸ばせるか、親として考えさせられる点でもある。

ストやぶりの日の兄貴と父さんのやりあいシーンも好き。ここにももう一組の父と子があった。

(評価:★5)

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