ジョディの降板とか監督交代劇とか色々あってブルーなムード漂ってはいましたが、すべての原因は原作！！。映画の前に読んだけど異様につまらなくてゲンナリしたもん。原作でも『レッド・ドラゴン』と『羊たちの沈黙』は面白いのに。その原作では印象に残るのはクラリスやレクターより刑事とイタリアのエピソード。だから、きちっとそこを見事に描いていたリドリー監督の手腕には舌を巻いた。でも他のキャラのゲイリー・オールドマンはちょっと違うんだよなぁ。原作にあったその妹もカットしちゃってたし・・。ただ一番のミスキャストは単なるアホになってたレイ・リオッタ。違うでしょ絶対。例の料理シーンももっと象徴的で戦慄が走るようにしないと！。←こりじゃ『インディ・ジョーンズ』思い出してしまったぞ！。結局、降りたジョディは吉と出た。印象皆無のジュリアン・ムーアにはご苦労様と言いたい。レクターも前回より知性うせて粗野になっていた印象。しかしクラリスの前作からの人格無視は酷い・・・・。