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[コメント] シド・アンド・ナンシー(1986/英)

いろんな意味で「マイ・ウェイ」だよね。
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







どうも。鑑賞後2ヶ月近く経ってるのに、いまだに『ロック・オブ・エイジス』が腹立たしいペペロンチーノです。そしたらキネカ大森名画座でロックな死に様映画をやるってんで、四半世紀も昔の映画を観に「現代のシド・ヴィシャスに手錠かけられるのは只あたしだけ」と歌いながら遠征してきたよ。公開時、見逃したんだよなあ。ミニシアター全盛だったなあ(遠い目)。

この映画のシドは(たぶん本物のシドも)、パンクな生き様(死に様)の人だったかもしれないけど、音楽のために生まれてきた人ではなかったように思う。 「マイ・ウェイ」を歌ったことで(嫌々だったという話もあるが)、我が道を行く生き様がオーバーラップしすぎてる。結局「マイ・ウェイ」しかないのか。 この映画の嫌な所って、「結局、お前は何だったんだ!?」って思ってしまう所。 「俺には音楽しかないんだ!」って生き様こそがロックだと思うんですよ。 シド・ビシャスって音楽的にはどうだったのよ?ベースは弾くよりも客を殴る道具だったって話もあるし。

でも、ゴミのような世の中で寄り添う二人ってのは嫌いじゃない。 切なくて素敵なシーンもある。 たぶん、ミニシアター全盛の公開時リアルタイムで、「『灰とダイヤモンド』みたいに死にたい」と思っていた若かったあの頃に観ていたら、大好きになっていた映画かもしれない。

しかし21世紀の今日、オッサンの心の芯にはもはや響かんのだよ。ほら俺、ロック小僧じゃないし。きゃりーぱみゅぱみゅとか大好きだし。

(12.11.18 キネカ大森にて鑑賞)

(評価:★3)

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