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[コメント] ギター弾きの恋(1999/米)

ジャズメンが語る破滅型の天才ジャズマン エメット・レイの半生。彼のギターの音色を初めて聞いた時のハッティの幸せそうな夢見るような表情が印象に強く残る(2001年8月18日)
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







●不器用で破滅型の天才ギター弾きエメット・レイが自分の力量の限界を知ったのは、悲しいことに、自分が一番愛しそして捨てた女性に逆に別れを告げられ、そしてその後ナンパした女性が自分のギターの音色に苛立つ様子を見せた時であった。

●私は同性ということもあり、ショーン・ペン演じるエメットよりもサマンサ・モートン演じるハッティの恋心に切ないものを感じた。 健気なハッティは、ジェルソミーナを思い出させる無垢な存在。その彼女が最後に彼に見せたメモには一体何と書かれていたのだろうか。そしてそれは本当のことが書かれていたのだろうか。メモを見せるシーンは、ハッティの恋心を考えると胸が痛むシーンだ。

●映画のところどころに、ジャズ研究家としてのウディ・アレンやその他のジャズ研究家・評論家などが登場して、 エメットについて解説するシーンがたびたびあるのだが、かなり理屈っぽく、エメットの半生を見せるドラマを中断してしまう。ウディ・アレンたちが登場しない方がよかったような…(2001年8月18日)

(評価:★4)

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