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[コメント] 小説家を見つけたら(2000/英=米)

ジャズ音楽を背景に、色の綺麗なマンハッタンを自転車で走っていくショーン・コネリーの姿が自信に満ちていて美しく印象的。偶然の出会いから互いに影響し合い成長して行く過程に惹き込まれてしまう。音楽もとても素敵だった。 
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マイルス・デイビスのジャズ音楽と、『オーバー・ザ・レインボー』や『イッツ・ア・スモール・ワールド』等の使われ方がとても心に残る。ここでもまた『オズの魔法使い』(『オーバー・ザ・レインボー』)。 ”自分探しの旅”である。この映画では人との出会いや関わり合いの中で”自分探しの旅”が展開され、その大切な出会いによってお互いに影響し合い成長して行く。 ガス・バン・サント監督は『グッド・ウィル・ハンティング』でも”特別な出会い”とその出会いによってもたらされる心の成長を描いていた。ストーリーが似ているがどちらも好き。

”バスケが巧いことが仲間内で認められ上手くやって行ける秘訣。本当は本を読んだり文章を書くのが好きであるが周囲に知られると「なんだアイツ」とされてしまう為、誰にも知られないようにしている。学校の成績もわざと良い成績を取らない。” そんな境遇のブロンクス出身の黒人少年を全くの新人だというロブ・ブラウンがとても上手く演じている。新人とは思えない演技で、ショーン・コネリーに圧されること無く対等に張れていた。

それにしてもあそこでマット・デイモンを登場させたのはギャグですよね?だって彼である必要性が無いもの。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ミルテ[*] アルシュ[*]

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