[コメント] サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS(2001/日)
このピロQの発案により症例7号は2年後に「シネンデズ」という薬を開発。定期的に薬剤投入するだけで思念が漏れ出さないというこのスグレモノは、「サトラレ」の偏見性を失う事に成功した。よって「サトラレ」を過度に守る護衛団も意義を失い解散。「サトラレ」のCMも契約破棄。地方自治体へ支払う補助金の解除。などなど、多大な税金の無駄使いを防ぐほか、世の中で闇に葬られてきた不遇な「サトラレ」達の続々のカムアウトを招き、むしろ奨励状態へ。更に、日本政府の管轄で薬剤は完全管理された為、全世界の「サトラレ」の多数が薬を求めて日本へ帰化するなどして、世界の知能資産を独占状態へ。21世紀の日本はついに世界をリードするに足る存在へと昇華したのだった!
と、そんなハッピーエンドな雰囲気の時(90分経過時)、ズンダカダカダン!と太鼓が鳴り響く。
「シネンデズ」の更なる研究を続けていた奨励7号が逆転の発想で「シネンダス」という「サトラレ」覚醒剤を開発。薬の投与で一定期間は「サトラレ」と同様のIQレベルの引き上げが達成される禁断の知識のドーピングなのだ!試しに奨励7号が自ら薬を試してみると、なんと「シネンデズ」で押えていたはずの思念が、超強力になって溢れ出るはめに。日本中で鳴り響く奨励7号の思念。しかも画像付き。ちょうど、内山理名(結局、鈴木京香とは別れて、若い方に流れたらしい)が隣の部屋で無防備な格好でお昼寝中だったせいもあって、7号が思い出した昨夜のイケナイ画像が日本中へばらまかれる結果に…。
と、ちょっとまて、苦しくなってきたぞ。オチは?オチは〜?予定としては、このあと、理名が頭に来て7号の元を去り、落ち込んだ7号を絶望の淵から救ったのがキムさん(ソニン)という在日の彼女。症例7号は新たな恋に心をときめくのだったが、なんと、ババーン、彼女は某国(今回は南。バレバレやね)のスパイだった。というわけで、新薬の発表もないまま、症例7号は隣国へ亡命(?)。日本の独占市場だった「サトラレ」はこれを気に隣国へも流出し、さらに「シネンダス」も某国政府の完全掌握によって隣国全国民が知能の異常発生状態へ。
症例7号は「シネンデズ」の進化形を研究し、「シネンモットデズ」を開発するに至り、「サトラレ」による「シネンダス」の利用を可能にしたのだった!これによって、日本の21世紀の覇権は露と消え、隣国の恐怖体制がついに幕を開けたのだった。まずは、北へ。そして海を渡って、日本へ。まだ生きていた金大統領が高らかに笑うのだった!完!3時間の超大作!
ちょっと、後半『タイム・マシン』風に飛ばしてみたかったんだけどイマイチであったか。なげーよなー。しかも、言いたい事ぜんぜん言ってないし。面倒になっちゃったし。スマン。これでオワリ。
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