それでも、まだ『HIJIKI』の方がマシかな？

たらたら長く感じるのは、多分に役者の演技のせいだと思う。ギバちゃんの演技って嫌いなんだ。嫌いというか下手だなーと思うんだが、それに相乗させるようにIZAMUくんのいけてない演技が入るじゃない。で、３人目の彼女も、たいして意味を成さないし。３人芝居な割に彼女の意味がまるで無しって、どーゆー意味だったんだ？そこまで予算を削るかっ！って感じ。いや、予算の問題じゃないか。

自分なら、っていうアイディアとしては、やっぱ、IZAMUくんをチェンジ。要らない。要らんっつーか、弱い。ここは一つ、ボーイ・ジョージ御大に来て頂いてイギリス英語でガンガンしゃべってもらいましょう。で、字幕は無し。見ている側も「え？ヤツはなんで怒ってるの？笑ってるの？色目使ってるの？状態へ。もちろん英語はちゃんと言ってもらって、英語が判る人でも納得できる話にはしなきゃね。ついでに、ボーイ・ジョージも日本語が判らない設定にしとこう。で、ギバちゃんは我慢して使うとして、彼は当然、英語が判らないって設定で、片言の英語と日本語で会話しようとして頑張るんだけど、なんか判んないが相手が興奮して殺そうとしたり、突然、ガツガツ中華を食ったり、艶めかしく舌を出したり（観客は苦笑する所です）。そんな密室のなごやかな一言英会話があった後、飽きてきた所で、彼女が「通訳しましょうか？」と。はじめっから通訳しろよ！みたいなズッコケの中、彼女の通訳がまたトンチンカンで。で、お約束に彼女の色仕掛けがやっぱりあるんだけど、ボーイ・ジョージが「女は要らない」な趣味だった…みたいにドンドン主題をずらして行って、９０分たった所で、ギバちゃんが「オマエは歌手だったのか！ははぁ」と言ってる最中に「パン」「あ、死んじゃった」　　なら、最初っから撃てよ！みたいな突っ込みオチ。最後はボーイ・ジョージの両手を上げつつの踊りを見たいぞ。

タイトルは『君は完璧さ！』 　　うん、完璧だ。