[コメント] エンド・オブ・ザ・ワールド(2000/豪=米)
たしかにテレビっぽいとこも多いが、様々な点で『渚にて』より良い。
『渚にて』を先に見ていたので、色々と現代風にアレンジされてるのを見るのが単純に楽しかったのもあるが「核戦争を起こしたアメリカ」の一員たる潜水艦艦長に対するわだかまりや、軍人全体への嫌悪感、チャールストン号の保有する核ミサイル問題など、56年版に描かれていなかった(なかった?)ところもキチンと処理されていて、単なるリメイク以上に成功してると思った。 あっちではオーストラリア人の存在感はなんか、無害な人々、みたいな感じでほとんど無かったが、こっちはさすがにオーストラリア制作だけあってそのあたりもしっかり描かれている。また、テレビ局探索後に艦長が単独行動をしてしまうシーンやサンフランシスコ寄航後に決を採るシーンなど、(クライマックスは言うに及ばず)「家族の価値」を明確に描こうとした部分も良い。 演技も、どの役者も水準以上だったがグラント・バウラーは特に素晴らしかった。
まあ、死体がまばたきしてるとか、そういうのはご愛嬌ってことで。
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