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[コメント] ユリョン(1999/韓国)

足を踏まれた者の痛みは、踏まれた者にしか判らない。狂人ではない202副長は、韓国人の恨みが具現化した亡霊である。
水那岐

日本でも対米戦争に勝つ、というシミュレーション小説や漫画が一時盛んに出版され、売れたように、韓国ではこの作品など生ぬるいほどに韓国が勝利する対日戦争小説、映画が量産されている。日本は韓国人を非難できないし、「日本が原子力潜水艦を有しているのは公然の事実だ」と言うセリフに怒りを覚える資格もない。

自衛隊はセルフ・ディフェンス・アーミー(ネービー)である。すなわち防衛軍であり、オフェンスを目的とする軍隊が世界じゅうにない以上、日本は「日本軍」を所有していると見られても反論は出来ない。まして日本人の反核意識など韓国人が知る由もないことである。

202は主人公が見るように狂人だろうか。否、多くの韓国人にとって彼は、悪役と言う仮面を被ってカタルシスを得させてくれる存在である。日本中の都市に核の雨が降り注ぐ日を夢見る韓国人は決して少なくはあるまい。日本は朝鮮の長い植民地時代の後も、朝鮮戦争を足場にして経済大国への一歩を踏み出している。それを忘れてはなるまい。韓国人のいつまでも続く日本への怨念のことばに「いい加減にしろ」「もう頭を下げる必要はない」と日本人が声をあげ、靖国参拝を公約だからとごり押しする首相の肩を持つ発言が大手を振ってまかり通っている。

日本人は考えるべきだ。「自虐史観」のナンセンスを叫ぶ前に、友邦たるこの国々にものを言うために何をすればいいのかを。まず失われた信頼を取り戻すために何をすればいいのかを。

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