コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 決断の3時10分(1957/米)

どっしりかまえてふてぶてしい魅力を発揮する悪役と、男の責任感を全身から匂わせる善人との対比がずばりとはまった物語が心地よい。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







2007年製作のリメイク版『3時10分、決断のとき』と比べるとかなりシンプルな物語になっている。

助っ人がいなくなっても護送をあきらめないダンヴァン・ヘフリンの理由も、「責任」の一言に凝縮され、ベングレン・フォードの土壇場の決断も「命を助けられた」という実に単純明快なものとなっており、それだけにこの映画が描こうとした「男らしさ」がどこにあるのかがうかがえる。 そしてそれと比べると、そんな単純な物語が50年後には、良くも悪くも通用しないのかなあ、なんて考えてしまった。

また、ベン一味が現れた直後に、ホテルから5人の助っ人が次々と出て行くさまは、何だか『真昼の決闘』を思い出させた。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。